2013年3月2日土曜日

少子化対策が機能しない10の理由

つまるところ、少子化対策って個人と国家で最適解が真逆なんだよね。

当たり前の話だけれど、自分が仮に5人10人子供を作ったところで焼け石に水。少子化というものは個人レベルで見ればどうにもならない、梅雨時の雨よりも不可避な現象なわけだ。雨が降りそうなとき、うちわで雨雲を吹き飛ばそうとする馬鹿がいるか? 傘を用意したり、外出を避けたりするだろう。個人レベルの局所最適解は、確実に起こる少子化に対して経済的に備えておくことなのだから、子供が増えるという全体最適解にたどり着くはずがない。

また、そもそも論を振りかざしてしまうと、誰もが少子化を悪い現象だと思っているわけではない。資源やら環境やらの問題に対しては、人口減少は非常に良い解ですらある。人口を減らす方法として少子化をとらえると、戦争や飢餓や疫病より遥かに穏便であることは言うまでもない。生まれてしまったものを減らすには死を与えるしかないのだから、そもそも生まない少子化というのは、平和裏に人口を減らす唯一の方法ですらある。

…10個ないのはお約束だとしても、2個はないだろう。>自分

0 件のコメント:

コメントを投稿