2013年5月3日金曜日

憲法第96条改正?

憲法の改正手続を規定している憲法96条を変えよう。具体的には、衆参両院で2/3以上の賛成でようやく国民投票にかけられる現行法を、1/2以上の賛成に緩和しよう。…なんて改憲案を、与党を含めた一部の党が提案しているようだが、お前ら、ちょっと待て。

忘れたとは言わせない。お前さんたちはそもそも、違憲状態で選出されてるんだぞ!

別に憲法を絶対に変えてはいけないとは思わない。憲法に則って憲法を変更することは憲法違反ではないだろうし、本当により良い案があるのなら、素直に採用すればいい。だが、仮にも法治国家で憲法を守っていない連中が、どの面下げて改憲を唱えるんだ? ああ、あの面か。

改憲案の中身に関しても、1票の格差がむしろ拡大している状態で改憲手続きの閾値を下げるなんて、どう考えてもおかしいだろう。不当に価値が高まった票で選出された議員の影響力を、更に上げることになるんだぞ。改憲したければ、まずは本気で1票の価値が等しくなるよう選挙方法を変えろ。現行の憲法を遵守して見せろ。話はそれからだ。

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